福井市灯明寺にて、フリーランス美容師のためのシェアサロン（面貸し美容室）《ZERBINO NATURA》を経営しております市川です。今回のお話は“（福井市にて）シェアサロン・フリーランス美容室 経営論〔8〕”の続きです。
他業界のことを知ろう
ジョブ型、メンバーシップ型
新型コロナウイルスの影響で、テレワークやリモートワークという働き方が急速に進んでまいりました。その中で“ジョブ型雇用”という言葉を耳にする、福井の理・美容師さんも増えたのではないでしょうか？その“ジョブ型雇用”の比較対象が”メンバーシップ型雇用”です。技術習得に一生懸命な理・美容師さんがまだまだ多いですから（もちろんそれは全然悪いことではないですよ）、「何じゃそりゃ？」って方も多いでしょうか。簡単に説明しますと、能力に対価を支払うものをメンバーシップ型、仕事に対価を支払うものをジョブ型、と言います。新卒一括採用や年功序列という制度をとっている一般の会社はメンバーシップ型。我々の理・美容業界も雇用であれば一応メンバーシップ型。でも仕事の内容はジョブ型が合う（？）専門職。グローバル化や様々な技術革新による時代の変化で多様性が浸透し、一般の会社でも年功序列のような雇用形態が通用しなくなっている時代です。もともと終身雇用で年齢上昇とともに昇給というシステムをほぼ構築できていなかった我々の業界（私見です）。何故それ（昇給等）ができなかったのか等の大問題を解決できず、且つ時代の流れを考えれば、我々理・美容業界もジョブ型雇用への移行は必然であると言えるのです、きっと…。
※ちなみに面貸し（業務委託）はそもそも雇用ではありません。
“（福井市にて）フリーランス美容室 経営論〔10〕”へ（近日公開）
