カット理論 少しでも科学的に【11】

福井市灯明寺にて、フリーランス美容師のためのシェアサロン(面貸し理・美容室)《ZERBINO NATURA》を経営しております、市川です・今回のお話は“カット理論 少しでも科学的に【10】”の続きです。

カット理論のまとめ

《目的》

カワイイ、キレイ・かっこ良いを作る。

《目標》

基準を設ける↓

例えば、黄金比や他の貴金属比(白銀比)を用いる。対称性も大事にする。

《手段》

それぞれのカット技法を用いる。

まとめますとこんなところです。“カワイイ、キレイ・かっこ良い”に多様性はもちろんあっていいのです。むしろあるべきです。しかしスタイルが決まったら、誰がどの場所で施術を行っても、同じものが作られなければならないのです。後講釈で、スタイルが指定され同じモデル(対象のお客様等)をカットする場合作る人によって“カワイイ、キレイ・かっこ良い”が結果論で多様性を帯びてはいけないのです。それが実現できたら、診療報酬制度のようなものが私たちの業界で作れるかもしれません。ひいては収入の安定もしくは高収入につながり、福井の理・美容師みなさんのワークライフバランスが整っていくのではないでしょうか。壮大な考えかもしれませんが、業界や一個人の理・美容師一人一人がこの考えを根底に持たなければ、理・美容業界の発展や地位向上にはつながっていかないのです。

 

次へ 前へ

“カット理論 少しでも科学的に【12】”